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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第43章 神と善悪


「ウルフ、頼む…お前ならリルのいる場所分かるだろ」

バリスから、ルーナの馬がいないことを知らされ、ここらにはいないのだと悟った。


リヴァイは急いでウルフに跨った。


「リヴァイ!私も!」
「いや、僕が行きます!」


ハンジとバリスが叫ぶが、リヴァイは一人で行くと言った。

「大丈夫だ。こいつなら多分突き止めてくれる。」


そう言い残してウルフと共に駆けていく。


ウルフは主の意志をきちんと分かっているようでなんの指示もしないリヴァイを乗せて超特急で駆け抜けていく。



"ウルフって言うの。ほらそこのたてがみのところ、一部だけ白銀でしょ。まるで狼のように"

初めてルーナと会話をした時は、ウルフを紹介してくれた時だった。


"ふふ、綺麗でしょ。でも私の馬とは少し反りが合わないみたいで...仲悪いんだよね"


何年も前のことなのに、今でもあの時のことを鮮明に覚えているのはどうしてだろう。


"そんなに優しそうな顔もできるんだね"

"あ?"

"あーもう元に戻っちゃった"


あの時のお前の無邪気な笑顔もよく覚えている。


どこに行っちまったんだ、

あの時のお前は…



あの頃は、未来がこんなふうだなんて思わなかったな


正直言って、お前に一目惚れはしてない。

でも、いつのまにか…
一目惚れだったんじゃないかと思うくらいにお前に惹かれていき、あっという間に心を奪われていた。


毎晩一緒に掃除をしていただけの関係だったのに

裏切られて、親友も失ったのに

お前に刃を突き刺したのに

酷いことを言って心も身体も傷つけたのに


いつもお前は笑顔だった。

涙を見せなかった。



そして
知れば知るほど分からなくなる。




お前は本当に人間なのか?
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