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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第42章 深淵■


疲れきったような寝顔のリヴァイに、綺麗に布団をかけると、ルーナはベッドから降りた。


すると、自分の中からドロドロとした液体が太ももを伝って漏れだし、床に落ちていくのがわかった。

何度も注ぎ込まれたそれは、どんどん奥から滴り落ちてきてルーナは苦笑いした。


床に落ちたそれを拭きながら心の中で呟く。


もっともっと出してくれてよかったんだよリヴァイ…
だって中に注ぎ込んでもらうのはきっと、これで最後だから…



ルーナはシャワーで体と中を洗い流すと、服を着始めた。
エルヴィンのマントを手に取り、一瞬迷ったが、普通のフード付きの私服を羽織った。
そして、リヴァイの引き出しを漁る。

自分の腕を傷つけた時に奪われていたナイフが奥から姿を現した。

「これ、少しの間借りてくね」

そう言って腰にしまいこみ、別の引き出しを漁る。

「ん?…これは…」

見覚えのある小瓶。
それは以前クラムに飲まされた妙薬だった。

なぜこれをリヴァイも持っているの?
疑問に思いながらもおもむろに懐に入れる。

そしてテーブルの上に置いてあった食べかけのパンも。





「リヴァイ…おやすみ…いい夢を見てね」

ルーナはぐったりとベッドに沈んでいるリヴァイの額にキスを落としてから、ゆっくりと部屋を出ていった。
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