Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第7章 第32回壁外調査
そう思ったのも束の間、突然大きな雨雲が空を覆い、太陽が遮られたちまち辺りは夜のように暗くなった。
まさか...
ルーナの胸騒ぎがどんどん激しくなる。
雨が降り始め所々で雷の鳴る音がした。
フードを被り、必死で3人を追いかけた。
しかし
辺り一面に霧がたちこみ目の前の視界はほとんど閉ざされてしまった。
まるで、そこら中の巨人の息遣いが聞こえるような恐怖感に襲われた。
このままだといつ巨人に襲われても対処できないうえに他の班も3人も見失ってしまった。
リヴァイー!イザベルー!ファーラン!
必死で3人の名前を呼びながら馬で掛ける。
まずい、本当にまずい、このままじゃ陣形も崩れる...
霧が消えてくれないと他の班と合流するどころか陣形を再展開することも難しい。
いや...もう陣形などなくなっているだろう。
とにかく今は馬を走らせしっかり感覚を研ぎ澄まそう。
この状況だと、いつどこで何が起こるか分からない。
エルヴィンはどこなの...?
エルヴィンの身も心配だった。