Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第37章 エゴイスト■
「リ…ヴァイ…」
消え入るようなその呟きに、クラムの手が止まる。
「リヴァ…イ…リ…ヴァイ…」
唾液の流れる口の端からそう漏らすルーナに眉を顰める。
この状況でもあの男のことを考えているのだろうか?
怒りとも切なさともとれる複雑な感情が胸をチクチクと刺激する。
「ねぇ、ルーナさん…」
蕾に蜜を塗りながら小さく呼びかける。
その刺激が強く感じすぎるのか、ルーナがああ!!と大きな悲鳴をあげた。
「セックスって、なぜするのだと思いますか?」
クラムの理性は薬のせいも虚しさのせいもあり半分失われていた。
ルーナの蕾を指の腹で押さえつけながら中をひたすら蹂躙する。
「好きだとか、子供を作るためだとか、そう思ってます?」
中の肉壁をトントンと叩くと卑猥な音が鳴り響き、そしてルーナの鳴き声が高くなる。
「俺は違うと思うんですよ」
「はぁっ!…あぁっ!!…んぁ」
何度目かの絶頂を迎え、全身で息をしながらぐったりと体を沈めるルーナをそのままに、膨れ上がった蕾を優しく弄る。
「それは…お互いを、共有するためです。」
リヴァイ…
またそう呟かれた気がして、再度グイッと指を入れ込む。
「お互いの体で1番敏感な部分を繋げて、お互いの呼吸や感覚を感じ合うんですよ…」
ルーナは何度も絶頂を迎えていたが、それでもほんの少しだけは理性が働いていた。
敏感すぎる火照った身体の全てが性感帯になったような感覚がする。
それほどまでに、どこもかしこも触られるだけで快感が全身に駆け巡り、下の蜜が噴水のように噴き出るのを感じた。
「そして、こうしていろんな感情も…共有するんです…」
水分をたくさん含んだシーツの冷たい感触がする。
体が重く、呼吸が苦しい。