Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第37章 エゴイスト■
それは生前のメリッサからもらった妙薬。
どこで手に入れたのかは知らないが、ルーナとのことで自信を無くしていた時に無理やり手に握らされたものだ。
これを使ってまでルーナを自分のものにしようなどと思ったことは無かった。
これをくれたメリッサはもうこの世にいなくて、、、
そして最期の瞬間まで自分のことを応援してくれていた彼女に思いを馳せた。
"クラム…諦めちゃ…ダメだからね…私の分まで…"
彼女が死に際に自分に残した言葉はこれが最後だった。
メリッサ…
お前の意思は俺が継ぐから。
だから…
俺のこと弱い奴なんて
もう言うなよ…
クラムは震える手で瓶の蓋を開け、意を決したように全て自分の口に含むと、そのままルーナの口に押し付けた。
飲み込むまで口を離さないでいると、ゴクリという音と共に喉が上下したことが分かる。
唇をゆっくりと離し、自分の口内に僅かに残ったそれを飲み込むと、徐々に火照ったように体に熱が駆け巡り、全身を蹂躙するように痺れるような感覚が湧き上がってくるのを感じる。
突然鼓動が早くなり、ドクドクと波打つその音が振動となって身体を擽った。
ほんの少しだけでこれなら、ルーナさんはどうなってしまうんだろう、とそちらに目を向けると、ルーナは水から上がった魚のようにヒクヒクと全身を波立てて、顔から体まで火照ったように汗をかき始めている。
「ルーナさん…このまま忘れてください…全部…」
体にゆっくり手を這わせると、さらに大きく上下に反応する裸体の艶かしい姿に目を細める。
「あ…あ……っふ……は…っ…」
虚ろな目をして半開きにした口から僅かに漏れる声。
「あなたはもう充分頑張りましたから…
それに俺もあなたと同じ…エゴイストかもしれない…」
そう言ってクラムがルーナの蜜壷に指を忍び込ませる。
そしてそこに溢れ出る量の多さに驚きを隠せない。
メリッサ…あいつは自分に使ってるって言っていたけど…
これは…どういう感覚なんだ?
僅かに不安が帯びるが、ルーナがあまりにも官能的に善がっているのでさらに動きを早めた。