Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第37章 エゴイスト■
生気を失ったように動かなくなったルーナの元へクラムが寄ると、上半身を隠している衣服をその手から取り去った。
肩を抱いてそのまま押し倒すと、ルーナは我に返ったようにビクッと身体を強ばらせた。
「ルーナさん…傷つきましたか?」
「・・・」
「辛い…ですか?」
「・・・」
「…傷ついたし、辛いですよね…わかりますよ。
だって俺も同じですから…」
そう優しく囁いて、ルーナの髪を撫で、頬を撫でる。
「同じ痛みを、共有しませんか?…あなたが俺をキスで慰めてくれたように…あなたの傷も俺が癒します…」
そう言ってクラムは啄むようなキスを落とすと、ペロリと唇をなぞるように舐めた。
「俺が忘れさせてあげますよ…辛かったこと全部。
だから…もう大丈夫ですよ。」
虚ろな目で呆然としたまま動かないルーナをそのままに、クラムは一気に自分の衣服を脱ぎ捨て、そしてルーナの服も脱がしていく。
「ルーナさん…大丈夫ですか?」
本当に傷がついた人形のようにぐったりと動かなくなっているルーナを心配そうに見つめながら、所有印だらけの体に指を滑らせる。
そして顔を顰めた。
「かわいそうに…あの人も相当なエゴイストだ…」
首すじに舌を這わせる。
這うように舐めていき、耳の中に舌を差し入れて蹂躙する。
ルーナの吐息が微かに漏れ、そして体が上下に波打った。
そんなルーナの頭を優しく撫でながら、また首筋を舐め、鎖骨を舐めまわした。
優しく優しく、壊れ物を扱うように。
乳房に優しく手を乗せ、くるりと愛撫する。
「んっ…ふ…ーんっっ…」
声を漏らして顔を背けるルーナを見下ろしながら、触れるか触れないかくらいのソフトなタッチで全身を撫で回すと、息を荒らげながら身体をよじらせ始めた。