Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第36章 パラドックス■
頬を赤くして目をキョロキョロさせているルーナに覆い被さると、またシャツに手をかけ、脱がせようとした時だった。
「や、やっぱ、だめっ…」
すごい力でその手を押さえ込んできて思わずリヴァイは動きを止める。
「どうした?具合でも悪ぃか?まさかセイ…」
「違うっ!」
月もののことを疑ったのだが、どうやら違うらしい。
「じゃあなんだ」
「…っ…なんかそういう気分じゃ…ないっていうか…」
そういう顔は絶対していないくせにそんなことを言い出すルーナが明らかに不自然すぎてリヴァイの眉間にシワがより始める。
「お前…何か隠してるだろ」
視線を逸らしたルーナの顎をグイと引き、鋭く見下ろす。
「俺とするのがそんなに嫌か?傷つくな…」
「違うっ!したいよリヴァイとは…いつだって…」
「なら文句ねぇよな」
そう言って力づくで全て取り去り上半身をあらわにし、首筋や鎖骨を舐め回す。
声を押し殺しながらひくつくルーナを見ればもう我慢は効かなかった。
乳房を揉みしだきながらもう一方の飾りに吸い付く。
「んっ…あぁ……リヴァイ…」
首にまとわりついてきた腕をルーナの頭上に上げた時だった。
「…っ…これはなんだ?」
腕にたくさんの引っかき傷のような痕がある。
ルーナが気まずそうに顔を背ける。
「おいルーナ、これは?」
「っん・・・」
「これを隠してやがったのか?おい答えろ。」
「…わかんないの…朝起きたら…なってた…から…」
自分と寝なかったここ2日で起こったことだと理解する。
リヴァイはゆっくりと腕を下ろすと、何も言わずにその体を抱え上げベッドへ運んだ。