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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第34章 ラベンダー畑の真ん中で


ハンジはやはり興味のあることとなれば仕事は凄まじく早く、皆が昼食を摂り始めるころには兵舎内そこかしこにその貼り紙が貼られていた。

たくさんの兵士がそれを見つけては口々に感想を述べながら集まっている。

責任者はリヴァイとハンジと記されている。
そして最後にはエルヴィンの許可印。


「どのくらい集まるかなぁぁあ!!リヴァイの方よりも私の雷槍に興味示してくれるといいんだけどなあああ」

「どっちも1人もいねぇかもしれねぇぞ。だとしても俺は行くがな。そもそも1人の予定だった。集まれば集まるほど俺にとっちゃ足でまといが増えるだけだ」

ハンジの滾り声にリヴァイは仏頂面でキッパリ言い捨てた。

「私ももちろん1人だったとしても行くつもりだよおお?!そしたらリヴァイと2人きりで頑張ろうじゃないかっ!」

「触るなクソメガネ」

ハンジが伸ばしてきた腕を乱暴に振り払うと、そのまま隣にいるモブリットを睨み上げた。

「なぁモブリットよ…お前は今朝なぜこいつを置いて逃げやがった?」

「ひぃぃいっ…も!申し訳ありませんでしたリヴァイ兵士長!
でっですがっ!ハンジ分隊長が今にも布団を剥がしそうだったので私がそのっ、お、お2人を見てしまうなどということがあってはですねっ、…」

「まぁいい。お前はよくやってる方だ。こんな変態奇行種の面倒を四六時中見てるんだからな。誰にも真似できることじゃない」

「本当にすみませんでした…ルーナさんにも僕から謝っておきます」

「そんなことはいいからこいつを今すぐ風呂に入れろ」

「りょ了解ですぅ!!」


モブリットは冷や汗をかきながら、ほら分隊長行きますよ!と言ってハンジの腕を引っ張って行った。


リヴァイは複雑な心境だった。
正直、誰も集まってほしくないと思っている。
雷槍実験の援護みたいになっているが、あれが使用されるとなるとやはり危険度も増す。
連れていった部下を1人も死なせたくはないし傷1つつけたくない。
しかし自分がついていても今回ばかりはそうはいかないような気がしていた。

それに、ほぼ確信していることが1つある。
これに名を連ねるのはきっと・・・
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