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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第34章 ラベンダー畑の真ん中で


リヴァイが壁外調査を申し出たのはルーナとのことでどうしようもない複雑な感情をただただ巨人にぶつけたくてエルヴィンに無理を聞いてもらったものだ。

今はあの頃ほど殺気立っていないし多少心が落ち着いてはいるが、自分から言い出した以上ウォールマリア奪還作戦までに少しでも多くの巨人を殺しておこうと思っていた。

そのことに今となっては多少迷いも生じていたが、今ハンジが言ってきた内容によってもう1つ目的ができたことに正直少しだけ安堵したのも事実だ。


ルーナにこのことを大雑把に説明すると、やはり顔を曇らせた。

「リヴァイは確かに強いから大丈夫だとは思うけど…でも怪我とかが心配だよ…」

「ルーナ。こっちへ来てくれ」

リヴァイはルーナを自分の膝に跨らせた。
首に腕を巻き付け心底心配そうな顔で見つめてくるルーナの頬に手を這わせる。

「俺は大丈夫だ。怪我ひとつせず帰ってくる。必ず。」

「それ…私もついて行ったらダメ?」

「ダメだ。お前はほかにやることがたくさんあるだろう。大人しく俺の帰りを待ってるだけでいい」

ルーナは何も言わずにリヴァイの唇にキスを落とす。

舌を忍び込ませるとリヴァイの舌は逃げるように奥に引っ込んだ。
それを追いかけるようにルーナが舌を伸ばすとまた逃げ惑うように避けられる。

「んん!いじわる…」

リヴァイが意地悪そうな笑みを浮かべルーナの唇を啄むように含んだかと思えばペロリと舌で縁どり、舌を割入れようとしてきたがルーナは仕返しに口を固く閉じた。

「おい…」

不機嫌そうに唇を離したリヴァイに口角を上げながら言う。

「ふっ…仕返し」

「このっ」

僅かに口が動いたその瞬間にリヴァイが深くまで舌を侵入させ荒々しく口内を蹂躙する。
結局ルーナは深く濃厚なキスを受け入れ、時間の許す限り2人の甘いひと時を過ごした。
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