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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第34章 ラベンダー畑の真ん中で


最近ハンジが開発した新型兵器の雷槍のことは当然リヴァイもルーナも知っていた。
実験を見に行ったりもしていたし、今では全兵士がその存在を知っている。

それはロケットランチャーのような仕組みをしており、立体機動装置を使用して空中を滑空する兵士の腕に取り付け金属の棒状の雷槍を敵めがけて打ち付ける武器だ。
先端部に起爆装置が取り付けてあり、敵に雷槍を打ち込んで爆破することにより大きなダメージを与えられるという仕組みになっている。

雷槍は巨人との戦いで近距離攻撃を可能とし高い防衛力を誇り、ブレードでは歯が立たない巨人、例えばライナーなどに対抗するために作られたものだ。


「いやぁ〜中央憲兵が隠し持っていた技術を使ったんだけど、これがなかなかでさぁ〜!危険すぎて訓練場だと実験も思い切りやれないもんだから困っていたんだよ!リヴァイの壁外訓練が許可されてんならそれに乗っかる他ないね!まさにベストタイミングだ!!」


「ちょっと待って。リヴァイの壁外訓練ってなに?私なにも聞いてない」

「ルーナ、それはまた後で説明する。
いいか、ハンジ。俺はただ巨人討伐をしに行くだけだ。てめぇらの雷槍云々はてめぇらでやれ。俺は手伝わねぇぞ」

「うんそれで構わないよ。ただ私たちの雷槍実験が円滑に進むように周りの邪魔な巨人を排除してってくれるだけで」

「・・・てめぇ話聞いてたか」

「巨人を殺るのならついでだろ?やることは同じなんだし。」


「・・・」

リヴァイはため息を吐き、ハンジは目を輝かせてうきうきを隠せないと言った様子だ。


「てめぇでエルヴィンに許可を取りに行けよ。それからその貼り紙は今日中に修正を加えて今日中に貼り直せ。」

「わかったよんリヴァイ!いやぁ〜楽しみになってきたあああ!!ひいいい滾るねぇええ」

「わかったならとっとと失せろクソが」

ハンジはさぞ嬉しそうに興奮しながら部屋を出ていった。
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