Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第32章 心臓■
「前世でも同じことを思っていたはずだ。そして来世でもきっと思う。
俺はお前に全てを捧げる。だからお前も俺に全てを捧げてくれ」
「…リヴァイ」
掠れるような震える声で名前を呼ぶことしかできなかった。
ルーナは今もしも自分が涙の出る人間だったら確実に号泣していて目の前のリヴァイが見られなかっただろうと思った。
「ルーナ…俺と、正式に結婚してくれるか?」
「…っうん…うん…する…してほしい…リヴァイ」
ルーナは泣きそうな顔をリヴァイの首筋に押し付け、背中に手を回してギュッとしがみついた。
リヴァイもルーナの体を抱き締め、二人の間には一切の隙間が無くなった。
「愛してるよ…リヴァイ…」
震えすぎていてうまく言えたかはわからないが、ちゃんとリヴァイは聞き取ってくれたようだ。
「俺もお前を愛してる。ずっと。」
ギュッと抱きしめ合う力がお互い強くなる。
その強さは2人にしか分からないたくさんの感情が絡み合っていた。