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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第32章 心臓■


「ほんとはあの髪型のリヴァイとシたかったなぁ…」

リヴァイの体に包まれながら風呂に浸かるルーナがふと本音を漏らす。


「あんな落ち着かねぇ髪型でいつまでもいられるか」

「でも評判よかったでしょ?」

ルーナがくるりと体を向けリヴァイの仏頂面の顔を見つめる。


「・・・」

「あ、ほらやっぱり良かったんだ!」

「っ…今日のお前はうるせぇな。少し黙れ」

リヴァイはルーナの後頭部に手を回し噛み付くようなキスをした。

「んんっ!…あーもおっ」

恥ずかしそうに唇を離したルーナがまたくるりと背を向けた。
そしてまたリヴァイが優しく包み込む。
暖かい体の温もりと石鹸の香りの蒸気で互いの心がとてつもなく満たされていく。


「…そういえばヒストリアに会ったぞ」

「え!ほんとに?彼女元気だった?」

「あぁ。俺らの結婚云々の話も知ってた。クソメガネが勝手に知らせていたらしい」

「へぇー!やっぱりハンジには適わないなぁ」

ケラケラと笑うルーナを見ながら、リヴァイは複雑な思いでいた。

ヒストリアには、必ず正式に結婚するんですよね!と当然のように言われたし
カイルには、正式に結婚してないのだからルーナさんはリヴァイ兵長のものじゃない!と言われたわけだ。
そしてほかの3人にもそのような態度を取られ、あの時は冷静を努めていたリヴァイだったが内心かなりいきり立っていた。

しかし正直あの4人には圧倒されたのも事実だった。
今まで自分にあんな態度をとる奴らは見たことがない。
単に愚かな怖いもの知らずなのか、もしくは本気でそこまでルーナと自分の間を切り裂きたいのか…
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