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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第32章 心臓■



「いいや。よく言ってくれた。」

「・・・え?」

リヴァイの柔らかく少し微笑むような表情が近づいてきてすぐさま唇を奪われる。
舌が絡め取られ蕩けるような濃厚なキスが注がれ徐々にルーナの顔が卑猥に歪んでいった。

体の力が抜けていく…
このまま身を任せてしまいたい…

そう思ってルーナの舌の動きも激しくなった時だった。

パッと唇が離され、口を濡らしたままのリヴァイがジィッとこちらを見ている。


「?」

「お前、このキスをあのガキ共の前でしたこと覚えているのか?」


「・・・はい?」

言ってる意味が分からず困惑するルーナにリヴァイがフッと鼻を鳴らす。


「あんなに情熱的なキスを自分からしておいて覚えていねぇとはな…」

「え…ウソ…だよね?」

「ウソじゃねぇよ。俺はきちんと応えてやったぞ」

ルーナは抱えきれないほどいろんな感情が込み上げてきて本気で目眩を引き起こしそうになり額に手を置いた。

そんなルーナをリヴァイは意地悪そうな目で眺め続け、
どうするんだ、お前?とでも言いたいような顔だ。

しかも何も言わずにその表情で黙ったまま、ルーナから何か言うのを待っているようだ。
非常にタチが悪い…
ルーナはそんなリヴァイをチラチラ見ながら悔しそうに目を潤ませた。
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