Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第31章 恋の法則
「…あれ…リヴァイ兵長?」
「まぁ…そうだな」
適当に流そうと思ってとりあえずそう答える。
「なら是非お祝いさせてくださいね。よろしかったら今度孤児院にもお2人で遊びに来てください。あ、そんな時間があればの話しですが…」
「…あぁ。わかった。こんなところで俺と雑談してないで向こうの連中の相手をしてきたらどうだ?」
「は、はい。あと最後にもう1つ!」
「…なんだ」
リヴァイの鋭い眼光が突き刺さり一瞬怯みそうになる。
「えぇっと…殴ってしまってすみませんでした!」
リヴァイの表情が全く変わらずヒストリアは冷や汗をかきそうになったが次の瞬間僅かな笑みが見てとれた。
「…ふっ、なんならもう一度殴ってもいい。今度は顔ー…」
「いえいえいえいえ!そんなことをしたらルーナさんにも叱られます!もうリヴァイ兵長はルーナさんのものなんですから!…では失礼します!」
すごい慌てようで去っていってしまった。
俺の体はルーナのものか…
確かにな…
あいつの所有印は常に数え切れないほどついてる
そう思いながら給仕に紅茶はねぇのかと聞こうとした瞬間だった。
瞬く間に貴婦人に囲まれてしまった。
やたら出で立ちを褒められたり手を握られたりして本気で具合が悪そうになる。
やはりルーナにあのとき髪型を直してもらえばよかったと今になって後悔が襲う。
そして結局また酒に手をつけるしかなくなった。