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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第31章 恋の法則


「そういえば、今日はルーナさんいらっしゃらないんですか?」

「あぁ。あいつも何かと忙しくてな。」

リヴァイは正直言うと、こうしてヒストリアと話している間もずっとルーナのことを考えていた。
ガキ共が何かしでかさないかも気が気じゃないし酒に弱いルーナがとにかく心配だ。
イライラが収まりきらない凶悪な顔をなんとか押さえ込もうと努めるのも限界に近いくらいに早く兵舎へ戻りたかった。

しかし次に聞こえてきた言葉で一気に表情が崩れる。


「ルーナさんとご結婚されたのですよね?」

「?!…お前…なぜそれを?」

「ハンジさんからのお手紙で知りました」

「…あのクソメガネ」

「とにかくおめでとうございます!」

「お前声がでけぇよ」

「すみませんっ」

急いで口に手を当てるヒストリアを見ながらため息をついた。

「まぁ正式にじゃないがな…」

「え?そうなのですか?」

「なんというか…形だけな」

居心地が悪そうなリヴァイに、ヒストリアはにこやかに言った。

「でもいずれ正式にご結婚されるおつもりなのですよね?」

リヴァイはなんと答えるか躊躇った。
最近いろいろなことがありすぎて放置していたが考えてみたらいつ自分たちは正式に結婚できるのだろう?
エルヴィンや周囲に認められている以上いつでもできるといえばできるのだが…
そのつもりがまだルーナにあるのか、はたまたどう思っているのかすらよく分からない。
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