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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第30章 本物の愛


「リヴァイはね、あぁ見えてとっても優しいよ。どんな時でも冷静で状況判断も早いし荒っぽいところもあるけど、常に部下や仲間のこと、私たちのことを1番に考えて行動してる。私はあの人のこと、誰よりも優しい人だと思ってる。自分のことよりも常に他人のことなのあの人は。誰よりもたくさんのことを背負っていて辛い経験も多くしてきているのに、弱さを全く見せない…そんな彼のことを私は尊敬してる…」


全員が押し黙り、沈黙が流れる。
ルーナはまた酒を飲み、呟くように口を開いた。


「でもあの人は…本当はとても繊細で弱い部分もたくさんあるの。それを私は知ってる。人類最強とか化け物みたいに言われているけど本当は違う。中身は普通の人間で1人の男なの。
確かに彼はとても強いよ、心も身体も。でもね…
でも…彼の出す弱い人間の部分はとてもかすかで…皆気付かずに通り過ぎてしまうから…見逃さないように注意深く、とても深く目を凝らしてるの。私はね。」


全員が息を飲み、眉をひそめた。
4人の中にはなんとも言えない複雑な感情が渦巻きはじめる。
そしてルーナからのその話にとても衝撃を受けていた。


「…ルーナさんはそんなリヴァイ兵士長の、どんな所がお好きなんですか?」


クラムの静かな問いに、ルーナは火照らせた笑みを作りながら答える。
照れ隠しに酒を飲むスピードが早まりいつの間にか結構な量を飲んでいることに気づかない。


「リヴァイの好きなところ…か。たくさんあるよ。強いて言えば全部!そういう人間らしい部分ももちろん、荒っぽいけど誰よりも強くて逞しいところとか、あと凄く几帳面で綺麗好きなところとかも。それからたまに変な冗談言うところとか彼なりに精一杯誰かを励ましたり慰めたりしてるつもりでもただの嫌味みたいになっちゃってるところとか。
でもやっぱり誰よりも思いやりがあって優しいところだよね…どんなに私が迷惑かけても嫌な顔一つせずなんでも受け止めてくれる。あと小柄で細い感じでも実はめちゃめちゃ筋肉すごくって腹筋とか二の腕とかあと…」


ルーナの惚気は止まらない。
4人の顔はみるみる赤くなり、聞いてるこっちが恥ずかしいと言わんばかりの空気が漂っていた。
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