Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第30章 本物の愛
「すごいね…皆よく飲むねぇ…」
ルーナは目の前にいるクラム、カイル、サラ、メリッサのよく食べよく飲む姿に圧倒されていた。
若いっていいななんて思いながら。
ルーナが連れてこられたのはオシャレ目な酒場だ。
食事と酒の種類が多く、広い店内はたくさんの人で賑わっている。
「ルーナさん全然お酒進んでませんね?!別のもの頼みましょうか?!」
口をモグモグさせながらクラムが言う。
「ううん、いいの。私元々お酒弱いしすぐ酔っ払っちゃうから」
「あ!じゃあこれなんかどうですかね?アルコール度数低くくて甘めの飲みやすいやつ…すみませーん!!!」
カイルが勝手に店員を呼びつけ注文してしまった。
メリッサに関しても、リヴァイと何かあったようには見えず全く普通に今まで通りルーナに接してくる。
もちろんリヴァイの方を信じているが、わざわざ問いただしたりなどしたくはなくルーナもいつも通りに仲良くしていた。
そしてクラムに関してもやはり何事も無かったかのように今まで通りだ。
自分に告白をして振られたクラムは、いつか必ず手に入れるなどと言っていたがどういうつもりなのだろう?
カイルとサラのラブラブ具合は傍から見ていても分かる。
なんだか若いカップルを見ていると微笑ましくなってしまう。
ルーナはいわゆるお誕生日席で4人の様子を見回しながら元気いっぱいのその姿におかしなことばかり考えるのはやめようと笑顔を作った。