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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第30章 本物の愛


「そんな愚劣な奴がいるとは思えねぇな」

「いやいるはずだ。壁外でのお前との実践訓練と称して募集をかけ、その中から選んでみたらどうだ。まぁ正しくは見学ってとこかもしれないが。…ともかくこの条件を受け入れるのなら壁外でお前がどんなに暴れてくれても構わない。」

「・・・わかった」

意外にもすんなり承諾してくれたリヴァイにエルヴィンはホッとした。
そして大人しく今日の夜会に指輪を外して付いてきてくれたことにも。


「リヴァイ…お前には感謝している」

「あ?なんだいきなり。気持ち悪ぃ」

「お前にたくさんのことを背負わせてしまっていることをだよ。」


お前は人類最強と勝手にまくし立てられ、人類の希望、未来を背負わされている。
常人より遥かに強い力を持っているが故にあまりにも多く失っていても尚、立ち止まることを許されず戦い続けることを強制されている。

そうやって全てをその小さい背に背負わせている俺はやはり悪魔だ。


「わかってるエルヴィン。俺はもう…覚悟はできてる」

「その言葉を信じるよ、リヴァイ」


私とお前の関係はどんな終わりを迎えるのだろうな。
そのいつかはいつ来るのだろう。

たとえ私がいなくなっても…お前は…
お前ならきっと…
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