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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第6章 夜会■


沈黙が流れた。

たった数秒だったかもしれないし、数分だったかもしれない。

ルーナには考えることがありすぎて分からなくなっていた。



リヴァイは、酒の臭いがする熱っぽいルーナと、体中から石鹸の匂いを漂わせているのに今日の自分は汚いと言うルーナに何かを察したように口を開いた。



「ルーナ...お前は綺麗だ。汚くなんかねぇだろ。」


ギュッとルーナを抱きしめ、唇に自身の唇を押し付けた。


「んっ...はぁっ...ダメだよリヴァイ、本当に汚いの」


「チッ。まだ言うのかよ。なら俺が綺麗にしてやるよ」


そう言って舌を絡めとってきた。


「んんんっ!んぁ...ふ......」


優しくとろけるような気持ちの良い口づけに、いつの間にかルーナも夢中にリヴァイの舌を向かい入れていた。

何度も何度も角度を変えて、たまに酸素を求めて口を離したかと思えばまた瞬時に塞がれる。

ルーナは子宮に熱が帯び全身が疼くのを感じ怖くなる。

それをごまかすようにキスをしたまま身体をぎゅっと抱きしめると、それに答えるようにリヴァイも強く抱き返してくれた。


何も聞かないでくれるのは、きっととても優しい人だからだろうと思った。
でもわからない。
私は本来こんなに情に流され、他人に素直な感情だけをぶつける人間ではない。
はずなのに…


「リヴァイ…私は、自分が何者なのか…時々分からなくなる。ねぇ、私は一体、何のために存在し、生き残っているのかな」

おかしなことを言ってしまったと後悔し俯く。
しかしリヴァイはルーナの頬に手を這わせ真っ直ぐと切なげに揺れる瞳を見つめた。

っ!…そんなに優しそうに見つめないで…
そう言おうとした。

「…それが分かったら、お前は生きやすくなるのか?」

「え……なる、はず、…」

「そうか。そしたらお前は俺に…涙を見せてくれんのか?」

ルーナが首を傾げ口を開きかけた瞬間、また先程のような優しくも荒々しいキスが降ってきた。

自分を一掃しようとしてくれているんだ。
そう、ルーナは思った。

今までの肯定できない私自身を…
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