Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第6章 夜会■
ビクッとして箒を落とし、急いで振り返ると、不機嫌そうに睨むリヴァイの顔があった。
「えっ!リヴァ...」
「お前もう少し背後には気をつけろ。
いつも言ってるが。なんで気付かない?」
「んぁあーごめん。リヴァイだとなぜか気付かないみたい...」
恥ずかしそうに俯くルーナの髪を優しくとかすリヴァイの手。
その手をルーナはとり、「あったかい...」と言って自分の頬に寄せた。
「熱いな」
「え?」
「顔が熱い。熱か?」
そう言って、自分の額をルーナの額に付けた。
「酒臭ぇな...」
「あっ、バレた?歯磨いたんだけどな...ハハ...」
誤魔化すように笑うと、リヴァイはルーナの背中に手を回しきつく抱き寄せた。
ハッとルーナはリヴァイの身体を押しのける。
「だめリヴァイ。私...今日は...汚れてるから...」
「あ?」
怒ってるだろうなとルーナは思い、ギュッと目を瞑ってから顔を上げ恐る恐る目を開くと、そこには心配そうに眉をひそめるリヴァイの顔があった。