Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第29章 星の降る夜■
そんなことにも気付けなかった自分の愚かさを心底呪い、そしてハンジに心の底から感謝の意を述べようとした時だった。
「あっ!そうそう!大事なこと言い忘れてたよ!わ〜危ないとこだったぁ!ひぃぃ〜っ」
突然ハンジが奇声をあげ始めた。
「どっどうしたの?」
「今日のその仕事、ある程度片付いたら、そのあとは自由にしていいって!街に行ったり気晴らしするようにってエルヴィンが言ってたよ!」
「えっ、ほっほんとに?」
ハンジは笑顔で頷いた。
ルーナの目がたちまち輝き出す。
最近またどこにも行けていないから、街へ行けるのは嬉しかった。
それに、ずっと行きたいと思っていた所があったからだ。
ルーナはハンジに先程の礼をこれでもかと言うほど言ったあと、一生懸命目の前の仕事にとりかかった。