Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第29章 星の降る夜■
「確かに今朝のリヴァイはめちゃめちゃクマが濃かったけど、でもどこか嬉しそうだったよ。機嫌良さげだったし」
「え?そんなわけ…」
「もうホントに分かってないなぁルーナは。愛する人が全て自分にぶつけてくれる…それって嬉しいことだと思わない?逆の立場で考えてみてよ」
逆の立場だったら…
リヴァイのものだったら私はなんでも受け入れられる。
辛さも悲しみも悔しさも全て自分にぶつけてくれる事で少しでもそれを軽くできるのなら…癒すことができるのなら…
どんなに痛みを伴おうと、絶対に耐えられる。
むしろ自分に全てぶつけてくれることに慈しみさえ感じるだろう。
"俺はお前の全てを受け止める"
"お前にならいくら傷つけられても余裕で耐えれる自信がある"
"もっと俺にぶつけてくれ。お前の辛さはこんなもんじゃねぇはずだろ"
ふいにリヴァイの言っていた言葉を思い出す。
あの時のリヴァイは真剣そのものだった。
そしていつだって優しく自分を包み込み、キスをしてくれた。
これ以上の本物の愛があるだろうか?
自分のことよりも常に相手のこと。
自分の感情よりも相手の感情。
自分の身体よりも相手の身体。
自分の幸せよりも相手の幸せ。
自分の命よりも相手の命。
それを常に考え優先して生きている。
それは自分だって同じだ。
だからリヴァイと永遠に誓い合った。
一生の愛と、そして最期の瞬間まで生き抜くことを。