Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第29章 星の降る夜■
リヴァイは部屋にはいなかった。
そこでルーナはようやく思い出す。
そうだ、今日は朝から中央での会議の日だ!
私はその間にエルヴィンの仕事を頼まれているんだった!
ルーナは部下に今日は訓練指導には顔を出さないので、代わりの者を行かせるようにと指示をした。
団長室の鍵を昨晩預かっていたので慌ててそれを取りに部屋へと戻り、そして団長室の扉を開けた。
一人ぼっちだとなんだか寂しさが募る。
それを紛らわすように淡々と仕事をこなしている時だった。
トントン
「…はぁい」
「よっ!おはようルーナ!」
「ハンジ!おはよう!」
ハンジはエルヴィンから、今日はルーナの様子を度々見に行くように言われていたのだった。
「あっごめん!邪魔しちゃったかな?」
「ううん!ちょうど1人で寂しかったとこなの。」
ルーナの笑顔に、ハンジも笑顔を作る。
「ところでさぁルーナ最近は大丈夫?リヴァイとも順調?」
「えっ…あぁ、うん」
ハンジの笑みが消え、目が細まる。
ハンジはもう既に二人の間に何かあったことは確信していてあえて聞いたのだ。