Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第27章 諍い
ルーナは急いで自室に戻り、シャワーを浴びるとまずはリヴァイの元へ向かった。
まだ早朝なので寝ているかもしれないが、それでもそばに居たいし昨夜のことを謝りたい。
ノックせずに扉を開けると、リヴァイはソファーの上で眠っていた。
しかし、ガチャという僅かな音で瞳を開き、随分眠りは浅いようだった。
「リヴァイ…」
「ん…ルーナ…」
リヴァイは自分があのままソファーで寝てしまったのだということを自覚すると急いで起き上がった。
ルーナが駆け寄りその体を抱き締める。
リヴァイの腕がルーナの体を包み込んだ。
「お前…大丈夫か?」
「うんごめん…あのあとエルヴィンのベッドでそのまま寝ちゃってたみたいで…シャワー浴びて急いでここ来たの」
「・・・そうか」
エルヴィンと並んで寝たわけではないよな?と言いたいところだったが今のリヴァイにはその気力がない。
「リヴァイごめんなさい…」
「おい、謝るのはもう禁止と言ったはずだ。」
ルーナは悔しそうな顔で口を噤み、謝る代わりに激しいキスを落としてきた。
そのままリヴァイの体がまたソファーに倒される。
「んんっ…ふ…」
噛み付くような乱暴なキス。
自分はまた受け止めきれるだろうか…
リヴァイは初めてそんな不安が一瞬脳を掠めた。
「ん…ルーナ…」
少し唇が離れたかと思えばまたルーナに口内を蹂躙される。
リヴァイはルーナの後頭部に手を回し、その荒々しいキスに応えた。