Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第6章 夜会■
ギシッギシッ
ベッドの揺れる音がする。
はぁ...はぁ...
荒い息を吐く音がする。
ルーナは今この男に抱かれているという実感が持てないでいた。
腰を押し付けながら時折ルーナの顔を手で覆い、唇を這わせ舌をねじ入れてくる。
激しく口内を掻き回され乱暴に舌を吸われ、危うく舌を噛み切りそうだと顔を歪める。
しかしルーナはわざと小さく喘ぎ声を出して見せたり、欲情させるような表情をしてみせたりした。
その姿に興奮したのか、思いのほか情事は早く終わった。
強い酒のおかげか、頭がクラクラしており、幸いそこまで辛いと感じなかったルーナはグッタリとベッドに身体を沈めていたが、冷静さを徐々に取り戻し、隣でルーナの身体を撫でているモリスに顔を向けた。
「はぁ...嬉しいよ、君が僕を受け入れてくれて。一目見た時からずっと手に入れたいと思ってたんだよ。僕は一度欲しいと思ったものは手に入れないと気が済まなくてね」
今まで経験してきたものに比べれば、そこまで酷い抱かれ方はされなかったが、それは最初だからかもしれない。
この先も数度この男に抱かれれば何をされるか分かったもんじゃないとルーナは思った。
「ねぇモリス...お父様とは仲良いの?」