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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第27章 諍い


それはよくルーナとつるんでいる見覚えのある顔だった。
酷く心配そうに顔をゆがめ、立ったままリヴァイを見つめている。

「…助かった…ありがとう…お前、名前は?」

「メリッサ・アンブリッジです。あの…本当にお身体大丈夫ですか?」

「あぁ。問題ねぇ。ただの過呼吸だ」

「えっ!過呼吸?」

クマを張りつけ、目を虚ろにさせ顔色の悪い目の前にいるリヴァイは明らかに疲れ切っている様子なので過呼吸と言われて納得もできたのだが、余計に心配になる。

「お前…こんな時間にここらで何してたんだ?
ここは幹部棟だぞ…」

掠れた声で小さく呟くように言うリヴァイ。


「あ、えっと…実はリヴァイ兵長に、ルーナさんのことでちょっと…」

「ルーナのことだと?!」

突然大きな声を出し先程とは似ても似つかないほどの顔で見上げられ、メリッサは怯んだ。
リヴァイのその表情は眉を顰め悩ましいような明らかに心配をしている…そういう表情だ。

「えっとあの…何かあったわけではないんですけど…ルーナさん最近随分とお疲れなのかなって。部下として心配になっているだけなんですけど。リヴァイ兵長なら何かご存知なのかな、と…」

「…そうか…とくに何も知らないが…昼間はお前らの訓練指導、その後は夜中まで俺やエルヴィンの執務仕事、そんな毎日に疲れきっててもおかしくねぇだろ」

「…そう…ですか…」

力なくか細い声で喋るリヴァイの薬指を見つめながら小さく返事をする。


「話はそれだけか?ならもう戻って寝ろ。朝遅刻したらあいつにドヤされるぞ」

あいつとはルーナのことなのだろう。
メリッサはリヴァイのことがとても心配だったが今日はもう目標は達成したと思い敬礼をして踵を返した。
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