• テキストサイズ

Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第26章 4人の影


ルーナは訓練の後、クラムと共に昼食を摂っていた。

あれからクラムは何かにつけルーナを気にかけてくれ、とても良くしてくれた。
いつも笑顔でどんな時でも元気が良く、そして優秀だった。
ルーナの傷や、体調の心配などもしてくれているようで常に優しいクラムの視線を感じていた。


「よぉクラム。お疲れ」

「あぁカイル!お疲れ〜!」

2人の元に、食事のトレイを持ちながら声をかけてきたのは赤みがかった髪にダークブラウンの瞳をした男兵士。
そしてその隣にはなんとサラがいた。

2人は両手塞がりで敬礼ができない代わりにルーナに笑顔で丁寧に会釈をすると、クラムの隣に腰かけた。


「あ、ルーナさん、紹介しますね!
こいつは俺の同期のカイル・アッシュフォード。で、隣にいるのがこいつの恋人のサラ・マグレスターです。」


そうか。サラがあの時、本当に好きな人は別にいるって言ったのはこのカイルという青年のことだったのかと思い、笑顔を作った。


「お話するのはお久しぶりですね、ルーナさん」

サラの言葉にクラムは驚いた声を上げる。

「お前ルーナさんと顔見知りだったのか?」

「うん。あの時はハーブをたくさんありがとう。お風呂に入れて堪能させてもらってるよ」

ルーナがお礼を言うとサラは嬉しそうに顔を綻ばせた。
その隣でクラムは笑顔のルーナを見つめながら嬉しそうに水を飲む。
そんなクラムをジィっと眺めながら食事をするカイル。


「おっ!メリッサ!お前もこっち来いよ!」

クラムに呼ばれて笑顔で食事を運んでくるメリッサという女兵士は、瞳が青くベージュの髪を2つに縛っていて小柄で可愛らしい顔立ちをしている。

「こいつも同期なんですよ!ルーナさん!」

「いつも訓練ではお世話になってます。メリッサ・アンブリッジです。」
/ 1213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp