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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第24章 解離■


「なんとなく...予想はしていたさ。ルーナのようになった者は今まで見たことがあったからな...皆兵団を辞めていったが...」

団長室に集まった3人の空気は今までにないくらい重かった。
エルヴィンたちはソファーに向かい合い目を合わせることなくただ俯いていた。


「この注射は、私たちで1本ずつ持ち歩いていることにしよう」

ハンジの言葉に2人は頷いた。


「今ルーナには、部下たちの訓練指導に行ってもらってる所だ。とくに今のところ変わった様子はないが...ナナバたちのことを把握しているのかいないのかは下手につつくよりかはルーナの方から話してこない限りこちらから言う必要はないだろう」


「うん...そうだね...
リヴァイ、昨夜はあのあとルーナはどうだった?」


「・・・」


ハンジの言葉に押し黙るリヴァイ。
言いにくいが、きちんとルーナの状態を伝えた方がいいのか迷っていた。


「・・・リヴァイ?」
「どうした、何かあったのか?」

ハンジとエルヴィンが眉をひそめて顔を覗く。


「...いや...大したことじゃないんだが...」

どう説明していいのか分からず言葉に詰まり俯いた。


「なんだ?ルーナのためにもちゃんと言うんだリヴァイ」

「そうだよ!些細なことでも私たちには全て教えて!」


リヴァイが突然立ち上がった。
驚いた2人は目を丸くしてその一挙一動を見つめ続ける。

あっという間に上半身裸になったリヴァイを見て2人は驚愕した。


「ちょっ・・・っと・・・」

「リヴァイそれは...ルーナがやったのか?」


「あぁ。下半身も凄いぞ。見るか?」

「いやいやいやいや!!いいよ...大丈夫...」

いつもだったら確実に目を輝かせて見せてもらうに決まってるのだが、そんな気分には到底なれないほど驚愕したハンジは リヴァイの体に散りばめられた無数の痣や傷にみるみる顔を顰めた。

エルヴィンは辛辣な顔をしながら眉間に指を当てている。

それは客観的に見てもあまりにも酷かった。
強く吸われたような鬱血した痣と噛み跡が数え切れないほどあり、所々に引っ掻かれたような傷や爪を立てられたような痕がある。
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