Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第24章 解離■
「私っ...自分がっ...怖い...怖い...」
押し倒されたルーナはリヴァイの下で顔に両手を当てて震えている。
リヴァイはその手をゆっくりどけると頬にキスをし頭を撫でた。
「大丈夫だ、ルーナ。俺がついてる」
「でもまたっ...傷つけちゃう...きっと...」
ルーナは今にも泣き出しそうな顔でリヴァイを見上げている。
こんなに震えているルーナは見たことがない。
心の底から恐怖しているのだと言うことが伝わり、リヴァイも眉を下げた。
「だとしても俺は平気だ。お前にならいくら傷つけられても余裕で耐えられる自信がある。」
「...っ!ダメだよ...リヴァイ...
だけどっ...だけど...私は...それでも...あなたのそばを...」
離れたくない、という言葉はリヴァイの唇によって塞がれた。
「もう何もいうな。俺だけを感じて、俺だけを見てろ」
そう言ってまたキスを落とした。
やはりルーナの方から舌が入り込んできて荒々しく口内を蹂躙する。
ルーナがリヴァイの首と頭に手を回し、ギュッと強い力で抑え込むと、更に深く激しい口付けをしてきた。
「ーっ!」
リヴァイは一瞬顔を歪めた。
また舌を噛まれ、唇を噛まれ、息する暇もなく激しく求めてくるルーナのキスは、まるで今のルーナの中に渦巻いている恐怖という感情全てを体現しているかのようだった。
口の中に鉄の味が広がる。
しかしルーナは全く気付く様子なくひたすら激しく貪ってくる。
リヴァイは顔を僅かに歪めながら全力でそれに応えた。
そうだルーナ、もっとだ。
もっと俺にぶつけてくれ!
全部俺が受け止めるから。
ゆっくりと服を脱がし、ルーナの裸体に口付けをしようとした時だった。
ルーナが上半身を起こし、リヴァイの体をゆっくり押した。
そのままパタンと仰向けになったリヴァイはルーナに馬乗りになられる状態となった。