Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第24章 解離■
「外さない方がいい。また私誰かを傷つけてしまう...」
「でも...」
「このままってわけにいかねぇだろうルーナ。お前がそうして繋がれていてもずっと俺らがついていてやるわけにはいかねぇんだ」
「そうだよ、ルーナ。大丈夫だ。君がもう暴れないように私たちも努力するから。」
「え...?」
ハンジはルーナの鎖を外していった。
ルーナはゆっくりと上体を起こし、心配そうに顔を歪めて2人を見つめた。
「明日、医者を呼んでくるから。いろいろ話すといいよ。今日はリヴァイとゆっくり寝なよ。ね。」
ハンジは優しく笑いかけ、リヴァイに何かを耳打ちすると部屋を出ていった。
リヴァイはゆっくりとルーナのベッドに腰を下ろし髪を撫でた。
とても切ない目をして少し顔色が悪く見えるリヴァイは黙ったままだ。
「リヴァイ・・・」
「どうした?部屋へ戻るか?」
こくりと頷いたルーナをリヴァイは瞬時に抱え上げた。
「え?...リヴァイ!あ、歩けるよ自分でっ」
「いいんだ。少しは俺の好きにさせろよ」
ルーナはリヴァイの首に腕を回し、首筋に顔を埋めた。
リヴァイの匂いがする。石鹸みたいないつものいい匂い。
それに温かい。すごく安心する...
あまりの心地良さにルーナは先程までの辛い感情が少しづつ薄れてきていた。
しかし自室について、リヴァイにもう寝ろと言われてベッドに下ろされた瞬間すぐにまた恐怖感が戻ってきた。
リヴァイが少しでも離れただけで壊れそうなほど心臓が苦しくなり、咄嗟にリヴァイの手首を掴んだ。
「リヴァイ・・・待って」
リヴァイは何も言わずにベッドに腰掛けルーナの髪を撫でた。
「お願い...リヴァイ...」
「ん?」
ルーナはギュッと目を瞑り、声を絞り出した。
「私を抱いて...今すぐ!」
リヴァイの手が止まり、驚いた表情をしている。
「だがお前...腕が...」
「こんなの大丈夫だから早くして!!!」
体を震わせて声を荒らげるルーナをリヴァイは真剣な目で見つめ直し、ゆっくりとルーナを押し倒した。