Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第24章 解離■
「はぁ...はぁ.....俺は...っ...はぁ.....」
「リヴァイ?!」
苦しそうに胸を掴んでいるリヴァイに急いで駆け寄った。
「...は...俺はっ...こいつが.....っう...」
「リヴァイゆっくり!ゆっくり息を吸って...」
「こいつが...死んだらっ.....俺は.....はぁ...はっ...ぁ」
リヴァイの前にしゃがみこみ背中を擦るハンジ。
あまりにも苦しいはずなのにまだ何か喋ろうと必死になっている。
「ルーナが.....死んだら.....っ...生きていけねぇ.....俺は...く.....」
「もうわかった、わかったから!呼吸をするんだ!」
「ル.....っが.....くなっ...たら.....っ.....俺も.....死ぬ.....」
ハンジは黙って背中を擦り続けた。
リヴァイの気持ちは痛いほどわかった。
自分まで呼吸を忘れてしまうほどに。
「落ち着いて...息を吸って.....吐いて.....ゆっくり...」
少しずつ呼吸が整い始めてくるリヴァイにハンジは優しく言った。
「ルーナのことは私も守る。君も守り続ければいい。絶対に死なせない。ねっ?そうだろ?」
その時ルーナの呻き声が聞こえた。
咄嗟にルーナの方を見るリヴァイとハンジ。
「ん.....え?...あれ?...え、なにこれ...」
「ルーナ!!気がついた?!大丈夫?」
ハンジが駆け寄るとルーナは目を瞬きさせながら繋がれている両手に視線を走らせた。
「ごめんルーナ。君がまた暴れたんだ。また少し腕が傷ついた。」
「え...また?...どうしよう私...覚えてない...まさかまた誰かを傷つけたの?!リヴァイ?!」
ルーナが顔を強ばらせてリヴァイを凝視した。
「いや今回は俺じゃねぇ。エルヴィンの野郎だ」
「え.....そん...な...いや...なんで...エルヴィンはどこ!」
「大丈夫だ。冷静になって。今鎖を外すから」
「待って!!!」
突然ルーナが大きな声を出し目を見開くハンジとリヴァイ。