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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第24章 解離■


「リヴァイ!!!!!」

その日の夜、まだまだ終わらない執務仕事を部屋でしていたときだ。
ハンジがノックもせずに勢いよく入ってきたかと思えば物凄い剣幕でリヴァイの腕を引っ張った。

「なっなんだっ!お、おいっ!」

「説明はあとだ!!!とにかく来るんだ!早く!!」


引っ張って連れてこられたそこはまた医務室だった。
そこにある光景にリヴァイは驚愕する。


「お...い...これは...どういう状況だ?」


そこにはベッドに両手を繋がれて寝ているルーナがいた。
ベッドの端と端に片手ずつ鎖で繋がれ、両手を動かせない状態だ。


「リヴァイ、落ち着いて聞くんだ。」


エルヴィンが冷静な顔で静かに言った。

その内容は衝撃的だった。

エルヴィンの部屋でいつものように執務仕事を手伝っていたルーナが突然エルヴィンに聞いてきたそうだ。

「今日ミケもナナバも見なかったけど、どこ?」

「・・・ルーナ。また頭が混乱してきたようだね。一旦そこに横になりなさい。」

「は?意味がわからないよ。私のことじゃなくて質問に答えてよ」

「...あの二人はもういない。リヴァイからも説明されただろう。それを君はきちんと理解したはずだが?」

ここからまたルーナは暴れだした。
嘘だ!と喚き、夢だ!と言って懐から医療用のメスを取り出した。

まずいと思って即座にエルヴィンがその腕を掴むが、とにかく暴れ回るルーナを、片腕だけのエルヴィンは押さえつけられない。

仕方なくエルヴィンはルーナのみぞおちを殴り気絶させた。

目が覚めたらまた元に戻ると思い、そのままソファーに寝かせていたのだが、しばらくして目を覚まし起き上がったルーナはまた同じように暴れだし「夢から覚めなきゃ!」と何度も言いながら今度はエルヴィンの部屋にある封切り用のナイフを掴んだ。

急いでそれを取り上げると今度は近くにあったカッターを取り、その手を掴んだエルヴィンの手が傷ついても一切構うことなく振り回し、自分の腕を傷つけた。

つーっと血が滲んでくる傷を見て痛みに顔を歪めたかと思えばそのまま目を白黒させて倒れたそうだ。
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