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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第5章 2人の夢


もしも...

もしもずっとこの先そうだったとしても...


自分が彼女の後ろを常に歩いているのなら、
せめて彼女の背中を押して進むことくらいはできるだろう。



そしていつかその彼女の手を引いて、彼女の前を進み続けてくれる者が現れることを願う。


自分はその彼女の背中を押し、少しでも前の2人の歩みを手助けする。

これが自分にとって唯一できることなのだとエルヴィンは思い続けてきた。




父が殺され、ルーナの父も殺され、
エルヴィンはいつしか調査兵団として名を連ねた。

5年後にはルーナも入団してきた。


彼女はとても優秀だった。最年少で入団してきたにも関わらず、座学も実技も古参の精鋭たちにほとんど怠らないくらいだった。



しかしエルヴィンにはわかっていた。
彼女が人一倍努力して、いつかの自分との約束の「夢」を叶えるために進み続けているのだと。
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