Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第23章 叫び■
ルーナは自室に戻り、今日シンの両親から頂いたラベンダーの束を手に取った。
懐かしい香りがする。
そしてなにより安心する香りだ。
大好きなラベンダー風呂に久しぶりに入ろう。
リヴァイにも近頃のさんざんだった日々を少しでも忘れて癒されて欲しい。
そう思って2人でお風呂に浸かるところを想像しつい顔を緩めてしまった。
今日のことで少し気がかりなことがあるが、ラベンダー風呂に入りながらなら、きっとうまく話ができるだろう。
そのあとは・・・
ルーナは一気に自分に熱が登ってくるのを感じ、急いで首を振って頭の中の妄想を払い除けた。
いやだ、もう。1人でなに考えてんの私。
ルーナはラベンダーを抱えたままリヴァイの部屋へ急いだ。
リヴァイのことだから、きっとまだ寝ていないし、
もしかしたら私のことを待っていてくれてるかもしれない。
リヴァイの顔を想像しただけで胸が高鳴った。
昼間ずっと一緒にいたというのにまた会いたい。
触れたい。
声が聞きたい。
もうリヴァイに出会ってから5年以上経つし、自分もいい歳だと言うのに、ルーナはまるで初恋の少女のような気分で顔が火照るのを感じた。