Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第23章 叫び■
リヴァイは目の前のサラを残し、急いで服を着ると部屋を出た。
部屋にいるだろうか?
走ってルーナの部屋へと急ぐ。
最悪な場面を見られてしまった。
裸だった上に、キスまでしている現場など見られたら、どう言い訳していいのかわからない。
けれど全てありのまま伝えるしかない。
もうそれしか残されていない。
「ルーナ?いるんだろ?入るぞ」
部屋からは返答がないが躊躇わず扉を開けるリヴァイ。
・・・いない?
リヴァイは視線を走らせた。
すると、部屋の角で床に膝を抱えて蹲っているルーナがいた。
ゆっくりと近づく。
「ルーナ。話をしよう」
ルーナの前にしゃがみこみ優しい言葉で問いかける。
「・・・」
ルーナは自分の腕と膝に顔を埋めたままピクリともしない。
「頼む、ルーナ。俺はもう前回みたいな過ちは冒したくないんだ」
「・・・」
「そのままでもいいから聞いてくれ。ありのままを話すから。」
「・・・」
依然全く動かないルーナにリヴァイは意を決したように深呼吸ひとつしてからゆっくり語りかけた。