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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第23章 叫び■


「私を...裁いてください。」


こんな私を裁いてほしい。

そうじゃなければ自分がおかしくなりそうだった。


必死に自分を紡いでいた限界の糸が、レナに真実を泣き叫ばれたことによってちぎれて行った。



レナは両親が制止する手を振り払い、ルーナの胸ぐらを掴んで立ち上がらせた。

ルーナは下唇を噛み冷静な目で、レナを受け入れるように力を抜いた。

レナの顔は怒りや絶望を滾らせるような顔をしてルーナを睨みつけている。
涙を流し続け、時折嗚咽が漏れ、ルーナを掴む手は震えている。




バッ



ふいに腕が伸びてきてレナのその手を掴んだ。


恐る恐る振り返るとリヴァイが冷淡な顔をして目を細め、レナの手をルーナから引き剥がした。



「シンが死んだのは俺のせいだ」


「・・・は?」


「俺がシンに、こいつを守るように言っていたからだ。」



「・・・リヴァイ?」



リヴァイは表情を変えずに言った。


「あいつは俺との約束を守った。最期まで。...これが真実だ。」



レナはよろよろと床に崩れ落ちた。

「・・・そんっ...な...酷いよ...」


母親がレナの肩に手を置き、ルーナを見て静かに話し始めた。


「ルーナさん、息子はいつも手紙であなたのことを嬉しそうに伝えてきました。あなたにいつも助けられているって。」


ルーナは呆然と顔を歪ませた。


どういうこと...?

私はいつもシンに助けられてばかりいたけれど、私がシンを助けた覚えはまるでない。


「あなたが一緒になって花を育て愛でてくれたこと。そうしてあなたがいつも隣で笑顔を見せてくれたこと。あの子は間違いなくあなたに心を救われていました。あの子が調査兵になってから、あんなに楽しそうな手紙が届いたことはありません。」

そう言って母親は涙を流し始めた。
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