Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第22章 新たな幕
巨人が消滅したのを確認すると、ルーナは急いでエルヴィンたちの元へ向かった。
すごい...
エレンも、リヴァイたちも...やってくれたんだ。
ヒストリアが倒れているのを発見し、ルーナが駆けつける。
「君があの巨人にトドメを刺したのか!この街は救われたんだな?!」
住民たちがヒストリアを囲い口々に言った。
「さぁ、ヒストリア。立って。」
「...ルーナ...さん?」
ルーナは笑顔でヒストリアに手を伸ばした。
ヒストリアはその手を取ると意を決したようにうなづいて見せ、住民たちに向き直った。
「私は...ヒストリア・レイス。この壁の真の王です!」
これで無事、ヒストリアを女王に即位させることができる。
また新たな幕が上がったのだ。
これから先はきっと全く新しい世界が始まっていくだろう。
ルーナはヒストリアを見ながら、これからの未来に想いを馳せる。
やっとだよ、エルヴィン...
やっとあの頃の私たちの夢の幕が開いたよ...
震える拳を心臓に置き、目の前の新たな女王に捧げた。