Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第4章 噂
暖かい...
誰かの温もりを感じたのはいつぶりだろう...
なんだろうこの安心感は...
その時、急に明日のことを思い、ルーナの身体に恐怖と不安が襲ってきた。
リヴァイの身体を抱きしめる腕に更に力が篭った。
それに反応するようにリヴァイの腕にも力が篭もり、強くルーナを抱きしめた。
そうだよ。これだよ...
だから私は人の温もりを遠ざけてきたんだ...
1度人の暖かさに触れると、やらなければならないことの恐怖や不安が強くなる
そして判断を鈍らせる
人の温もりは、愛は、恐ろしい力を持つ。
失うこと、これから起こることに、不安ばかりが募る
そして恐怖に溺れていき、目の前が見えなくなる...
「溺れるなよ」
あのときエルヴィンが言った言葉の真意を思い出す。
でも...
嫌だ。離れたくない。離したくない。離さないでほしい。
リヴァイの腕の中で強くそう思った。