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Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第20章 証拠■



「リヴァイ兵長、今度こそルーナさんを離さないでくださいね。約束してください」

「あぁ。約束する。」

リヴァイが強く真剣に言い放った。


「じゃあ早くルーナさんの元へ行ってあげてください。きっと待ちくたびれてしまわれてますよ」

にっこり笑って立ち去ろうとしたシンの前に、リヴァイが手を差し出してきた。


シンはリヴァイの手をゆっくりと握ると、ギュッと強い力が込められたのがわかった。


「・・・ありがとうな。ロン毛」


「...はい...」


リヴァイの去ってゆく背を見つめながら、「ロン毛って...」と苦笑いしたがすぐに微笑みの表情に戻した。


リヴァイが誰かに勝手にあだ名をつけて呼ぶのは、気を許した親しい人に対してだけなのだと誰かが言っていたことを思い出す。


「リヴァイ兵長、あなたが本当の笑顔になれる花も...いつか育ててみせますよ」

そう呟いて花壇の花を穏やかな笑顔で見つめた。
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