• テキストサイズ

Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛

第20章 証拠■


どのくらいそうして睨み合っていただろう。

先に折れたのは意外にもアリアだった。


「いいわ...今回だけは私の負けよ。あなたが私と彼女のどちらを取るか、試したかったの。そしてあなたは彼女を選んだ。これも私の負けね」

フッと笑みを浮かべてアリアが言った。


「・・・いや、違うな。俺とルーナをやり直させるためだったんだろう?」


「ーッ!!」


言葉に詰まったアリアはうつむいた。
握った拳を震わせているのが分かる。


「おい、今度は否定しねぇのか」

「・・・なぜそう思ったのよ」


リヴァイは立ち上がり、一歩二歩と徐々にアリアに近づいた。
リヴァイはしゃがみこみ、目の前に座るアリアの顔を覗き込んで言った。

「お前は...そういう女だからだ」

目を見開いたアリアの目から涙が流れ始めた。

「なによ...それ」

「お前は"普通の女"とは違うってことだ」

「・・・は?」

落ちていく涙が床に染み込んでいく。

/ 1213ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp