Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第20章 証拠■
「いっ、いえっ!だからそのっ...普通のドレスか普通のワンピースを買いたいんです」
ルーナは急いで笑顔を作ったが少し苦笑いになっているかもしれないと思って頭をかいた。
「ん〜...じゃあ私が良さそうなのを厳選しておくから、少し待っていてくれない?」
アリーは少し考えたあとに満面の笑みで返した。
そんなアリーに先程の違和感はすっかり忘れ、
「はいっ!よろしくお願いします!」
とルーナは楽しみができた喜びの声を上げた。
アリーさんは今夜、アリアとしてリヴァイに会うだろう。
どんな表情で何を話し、何を感じるのだろうか...
2人は恋仲ではないとリヴァイは言ったが、そんな興味を抱かずにはいられない。
また肌を重ねてしまったりするんだろうか?
いや...考えるのはやめよう。
私だって今日、シンに面と向かってきちんと話さなくてはならない。
今はそのことだけに頭を集中させよう。
ルーナはアリーと別れたあと、歩くスピードが遅くなっている自分には気付かなかった。