Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
「すごいですっルーナさん!1本飲みきりましたね!」
空になった大きなボトルを目を輝かせ満足そうに見ながらモリスが言った。
ルーナは目が虚ろになっていて体中が赤く火照り、口を開けたまま肩で僅かに息をしている。
薬はとっくに切れたはずだが、両手を上にあげた始めの状態のままでぐったりとしていた。
その姿を見下ろしながら、モリスは笑みを浮かべる。
「いい...実にいいですよ...ルーナさん...」
そう言ってルーナの体に手を滑らせながら、もう一本のボトルに口をつけごくごくと飲んでいる。
ルーナはもう思考が遮断し、視界もボヤけていた。
身体の感覚もなく、目と口を半開きにしたまま人形のようにただボーっとモリスを見ている。
ダンッ!!!!!!!
突然勢いよく扉が開き、モリスが唖然とした表情で扉を見る。
一瞬でリヴァイがモリスに飛びかかり、いつの間にかモリスはリヴァイに胸ぐらを捕まれ床に押し倒されていた。
一瞬のことすぎて1ミリも動けなかったモリスは目を見開いたまま自分に乗っかっている男を見上げた。
リヴァイはモリスの首にナイフを突きつけている。
はぁはぁと荒い息をし、リヴァイは目の前にいる男の首を切り裂こうとするのをなんとか理性で押さえつけるがもう限界だった。