Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
酒にとても弱いルーナは一口だけで一気に身体が熱くなるのを感じた。
頭がクラクラし、顔が火照る。
喉が焼けるように熱い。
このままではマズイ...
理性が効いているのも今だけだ...
このままでは...
「よくできましたね。いい子だ」
またモリスの口が押し付けられる。
「んんん!...ん...う...」
全て飲み込むまでモリスの唇が離れてくれない。
ルーナはもう何も考えられなくなっていた。
頭がボーっとし、鼓動が早くなっていくのが分かる。
悲しいとか悔しいとか...そんな感情も徐々に感じなくなっていった。
最後の理性で誰かの顔が頭に浮かんだような気がした。
助けて...
声にならない声がシャンパンと共に喉の奥へと流れて行った。