Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
「僕はね、ルーナさん、お人形遊びが大好きなんですよ。こうして無抵抗のお人形にして、僕の好きなように扱う。お人形になった女性は結構喜んでくれますよ?だってほら僕容姿も悪くないしお金持ちだし、女性を善がらせるのも得意でしょ?あなたも知ってますよね?」
違う。
あの時は善がってたんじゃない。
情報を掴むためにわざとフリをしていただけだ。
お前の容姿は良くても本当の顔は醜い化け物だ。
言いたいことがたくさんあったが震える唇が言うことを聞かない。
「きっとあなたも今日で僕のものになりますよ・・・
さて今日は何して遊ぼうかなぁ?あぁ!そうだ!忘れるところだった!」
そう言ってモリスはベッドからおり、テーブルの上のシャンパンボトルを手に取った。
「これですよこれ!さっきはこれを一緒に飲もうと誘ったんですよ!これも僕のオススメのものなんですっ」
そう言って嬉しそうに栓を開け、床に泡が飛び散るのが見えた。
それをもったままルーナの裸体にまた馬乗りになった。
ルーナは自分が何をされそうか勘づき、一気に顔を強ばらせた。
恐怖で声が出ない。
そんなルーナを見下ろしながら、血走ったような冷徹な目を見開き不気味な笑みを浮かべた。
そしてモリスは自分の口にシャンパンを注ぎ込み、そのままルーナに口付けした。
ルーナの口の中に一気にそれが注がれる。
「ゲホッ!オホッ...!」
ルーナはそれを吐き出し、口の端から流して行った。
「あぁ、ダメですよちゃんと飲んでください」
そう言ってまたモリスは瓶に口をつけ それをルーナに口移しした。
モリスの口に含んだシャンパンが唾液と共にルーナの喉に入り込みそうになる。
急いでまた吐き出そうとするも、ガバッとモリスの手がルーナの口を塞いだ。
「んっ...んんっ!...んはぁっ!...ゲホッッゲホ...」
酸素欲しさに息が苦しくなりシャンパンを全て飲み込んでしまった。