Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
ルーナはとにかく冷静に考えようとどうにか気持ちを落ち着かせる。
「なぜ...こんなことを」
「なぜって僕前に言いましたよね?欲しいものは必ず手に入れなきゃ気が済まないって。」
「ふざけるな!こんなことまでしてお前は人間じゃなっ...」
突然モリスの唇がルーナの唇に押し当てられた。
「んんん!んんっんー!!!」
モリスの舌が乱暴にルーナの口の中を蹂躙する。
随分と長い...薬のせいで顔すら動かせない。
息ができない。苦しい...
「ぶはっ!んはぁ...はぁ」
ようやく離され、酸素を一気に吸い上げる。
「そろそろこのドレス脱がせちゃっていいですか?」
モリスが口についた唾液をペロリと舐め取りながらルーナのドレスを見下ろした。
「やめ...て...」
まだ頭に酸素が回らず息をあがらせたままのルーナの声も聞かず、ハサミを取り出すモリス。
「なっ?!お願いやめて!!」
「ふははははは!!大丈夫ですよ。ちゃんと着せ替え人形のためのドレスはたくさん用意してますから!」
モリスはさぞ面白そうにルーナのドレスをジョキジョキと切っていく。
「いや!!!やめて!!!!それだけは!!」
必死に叫ぶが、体が言うことを聞かず全く抵抗できない。
あっという間にドレスはズタボロに破られ、下着も剥がされ、ルーナは一糸まとわぬ姿になってしまった。
大切なパープルのドレスは無惨な姿で床に投げ捨てられた。
モリスはベッドに立ち上がり上から舐めるようにルーナの全身をじっくりと眺めている。
「うーん...実に美しい。まるで人形のようだ。」
ルーナは歯を食いしばり、ギュッと目をつぶった。
自分に今できることは何もなくただされるがままになるしかないと諦めかけていた。