Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
「そうだ、ルーナ、気が進まないかもしれないが次の夜会には必ず出席してほしい。今回の件で貴族や商会の調査兵団への興味が高まった。資金調達と情報収集も兼ねて頼む。」
「・・・そう。わかった。」
ルーナは久々すぎる仕事を想像し眉に皺を寄せてため息をついた。
「エルヴィンも行くよね?」
不安な顔で聞くと、エルヴィンはもちろんだ と言い最後につけ加えた。
「それからリヴァイもだ。」
「えぇ?!」
つい声を大きくしてしまった。
「人類最強の兵士を見たいとの声が耐えないんだ。今までも嫌がるあいつを無理やり引っ張って連れていき、そのおかげでどうにか調査兵団は続けられてきたのも事実だ」
あぁ。とルーナは納得した。
そういえばそうだったよね...リヴァイの部屋にはたくさん貴婦人からの手紙があったわけだし、私が訓練兵団にいた間に随分と行っていたんだろう。
「今回もあいつは断固拒否するだろうが今回ばかりは何がなんでも連れていく」
リヴァイ、一応嫌がってはいるんだ...とルーナは心の中でそんなリヴァイを想像した。
しかし今回一緒に行かなくてはならないなど初めてのことだし、かなり緊張する。そして複雑だ。
せっかく険悪な雰囲気がなくなりつつあり、普通の「兵士同士」という感じになれたのに...
喧嘩の火種の夜会に一緒に参加するなど自分にとっては残酷そのものだ。
そしてシンという大切な恋人がいる以上、身体は絶対に開かないとルーナは決めていた。