Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第19章 弱点■
「3人とも!なぜこんな所にいるの!!」
よく見るとアルミンは頭から血を流し、ライナーがそれを止血しようとしている所だった。
ルーナは急いで馬からおり、アルミンの治療を始めた。
「ルーナさん!右翼側が壊滅的打撃です!もう索敵が機能してない」
ジャンが言うと、ライナーが先程起きたことの説明を始めた。
「・・・なんですって?」
「妙な奴がいるんです...女型の巨人で...うなじの急所も理解していた...」
アルミンが頭を抑えながら虚ろな目で言う。
やはりだ...
ついに現れた・・・
中身が人間の巨人。
つまり今日私たちが狙っている敵だ。
ルーナは全身がぞくぞく波打つのが分かった。
「そいつはどこへ行ったの?」
「・・・中列後方へ走っていきました」
「えぇ?!」
リヴァイ班とエレンがいる方だ。
一体なぜ?!
ルーナは急いでこのことを知らせなくてはと馬に飛び乗った。
女型の特徴もきちんと伝えておかなくてはならない。
馬が足りなくて移動できない3人に、なんとかすると伝えると、ルーナは急いで馬を走らせた。
「頼むよリル!!」
途中で馬を引き連れたクリスタに会い、アルミンたちの元へ行かせると、他の班へ合流した。
「右翼索敵壊滅的打撃!この伝達を左へ回して行って!」
「了解です!」
ルーナの声に、班の1人が軌道をずらして行った。