Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第4章 噂
「変な噂たつのは嫌だなぁ...」
ルーナも急ぎ足で廊下を歩きながら、はぁとため息混じりに呟いた。
リヴァイと二人で会えるのはルーナにとって楽しみの一つとなっていた。
あれから触れ合ったりなどしていないが、確実に2人の仲は近付きつつあった。
屋上で話した話はもうしていないが、リヴァイもルーナも徐々にお互いの性格が分かってきていた。
しかもリヴァイは思っていたより、実際よく喋る方だと思った。
ある日それを指摘すると、
「バカ言え、俺は元々結構喋る。」
と返されて笑った時があった。
リヴァイといる時間は落ち着くし、自分と同じくらい掃除が徹底的にでき、掃除に対しての価値観が同じことがなにより嬉しく、
2人で掃除をしているというだけで純粋に楽しかった。
リヴァイも同じように感じてくれているだろうか?
そんなことを考えているとエルヴィンの執務室に到着した。
ノックをして促され中に入ると、ペンを走らせ忙しそうに書類整理をしているエルヴィンの姿が目に入る。
ここ数日は毎日エルヴィンの所に通いつめていた。
壁外調査に向けての書類作業がとにかく多く、またエルヴィンと個人的に話さなくてはならないことも多々あったからだ。