Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第4章 噂
全て本当だった。
傍から見れば、男女が夜な夜な2人きりで会って、掃除しかしていないなんて信じられないし、笑える話だろうと思うが...
しかし壁外調査の日が迫り、忙しくなってきておりそれも毎晩ではなくなっていた。
あれから変わったことと言えば、「約束」をするようになったことだ。
今晩は忙しいからやめておこうとか、今晩は大丈夫そうだからあの場所で落ち合おうとか。
「でもさぁあー気をつけなきゃだよ?ルーナ」
「え?なにが?」
ハンジは意味ありげな笑みを浮かべて言う。
「だってルーナは小柄で女の子らしくて面倒見も良くて可愛いんだからさぁ。ほかの男子共がヤキモチ妬くよー?ルーナを狙ってる奴結構多いんだよ知らないの?」
「し、知らないよ。何言ってんの。ほら早く仕事に戻りなよ。巨人の研究資金の見積書書きたいんでしょ?」
ほら早く行ってとハンジの背中をグイグイ押すと、
あーっ、そうなんだよねーっじゃねー!
とパラパラ手を振ってそそくさと去っていった。