Lunatic Fortuna…進撃の巨人リヴァイ溺愛
第18章 プライド
アンティーク家具が並ぶとてもオシャレな部屋だ。
薔薇の香りがそこかしこからする。
ルーナが初めてアリーに出会った時にも漂わせていた香りだ。
「うわ・・・おいしい...」
アリーがいれてくれた紅茶が絶妙に美味しく、ルーナは目を丸くした。
アリーがリヴァイに紅茶を入れたことがあるかはわからないが、きっとリヴァイも喜ぶに違いない。
こんなところでもやはり自分はアリーには適わないと感じ、俯いてしまった。
「それで?なにかあったんじゃないの?」
アリーはそんなルーナをジッと見つめて柔らかな表情で言った。
「えっ・・・と...」
「今日のルーナさんいつもと違うもの。いいじゃない話してよ。女同士なんだしお友達でしょ?」
お友達・・・そんなことを誰かに言われたのは初めてだったルーナは目を丸くしてアリーを見つめた。
相変わらず美しい。少し薄化粧をしているのだろうか。ピンク色に光る唇が優しく弧を描いてルーナを見つめている。
「実は先日・・・」
ルーナは先日教え子たちに襲われてショックを受けたという話を大雑把に話した。しかしそれは自分が招いてしまった事だとも...
アリーは黙って真剣に聞いてくれていた。